ゼロからの不動産投資―めざせ!3年で資産3億円、月収300万円
赤井 誠

人気ランキング: 586位
発売日: 2007-07
発売元: すばる舎
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
真冬の時代
著者の賃貸経営に対する実行力、創意工夫、努力は敬服に値します。今現在賃貸経営をされて
いる方やこれから購入を考えている方にとってよい参考になると思います。
しかし今まで発刊されてきた他の不動産投資本の延長線上にある、ローンに頼って物件を増やしていく方法には疑問を感じます。
過去例を見ない需要を圧倒的に上回る供給バブル。今後人口や世帯数はよくて横ばい。
止まらない家賃の低下傾向、空室率の上昇。
低金利で流動性資金が過剰に供給され収益不動産バブルを起こしているという理由以外に、積極的に収益不動産を購入する理由はないように感じています。最近のアメリカのサプライムローン問題は世界経済を揺るがしましたが、世界中に蔓延し増大するファンドバブルの勢いの裏側に陰りも見え隠れします。
最近収益不動産に対する銀行のローン付けが厳しくなったと聞きました。不動産価格が下がればローンで積極的に物件を増やしたい楽観論をよく聞きますが、ローンに頼った経営は容易に担保超過になるだけでなく、不動産価格の低下は家賃の下落にも直結し、破綻に陥る危険性が増すのではないのでしょうか?
需給と供給のバランスが崩れた今現在、物件を増やす時期はもはや過ぎ去り、できるだけローン残高を減らし身軽になり、近い将来に訪れるであろう真冬の時代の消耗戦に備える必要があると感じています。
とにかくお薦めです。
具体的にどんなトラブルがあって、それをどんな風に乗り越えたのかがわかりやすく書かれています。
本をよんでいると、赤井さんがとても勉強家なのがよくわかり、不動産投資に深い知識がある人なんだなと思わせます。
特にお薦めなのが、終わりに書かれている、行動指針と基本的な考え方の部分です。
こういった、基準を持っているからこそ成功されたんだなと思いました。
多くの方が見るべき良書
第1章?第2章
現役大家さんが書かれた本の醍醐味は何と言っても、購入の体験談。1棟目福岡アパート、2棟目仙台アパート、3棟目横浜マンションの購入までの経緯が書いてあります。
面白いのは、(あくまで読者にとってですが)、どれも契約がスムーズに行ってない点。
つまり、トラブルがいっぱいあるわけです。
ついつい、人間として楽で「美味しい物件?!!」を探してしまうのですが、実は大変な物件でも【問題解決能力】があれば優良な物件になりえることが分かります。
そして、問題解決力なんて言葉を使っていますが、これは実は「達成したい想いの強さ」でもあります。
そして想いの強さ以外に、赤井さんにはもうひとつとても大事なことを教えてもらえます。
これは第5章で結構大切なところでもあります。
第3章?第4章
購入したアパート・マンションを満室にしていく過程が書かれているのですが、赤井さん言われている【素人だからできることの実践】、これが凄く参考になります。
もともと、赤井さんは大胆な性格(?)のようで、かなり空室の多い物件を購入されています。
それが満室までになる道のりは、そう簡単ではありません。
簡単ではありませんが、常に満室になることを「考え」「行動」「検証」して、本当に全てを満室にしてしまいます。
しかも、満室にするだけでなくプラスαの収入まで得ています。
また、この行動の中でのいろいろなアイデアが更なる賃貸経営力(大家力)のアップに繋がっています。そう考えると全ての行動が実は肥やしになっていることが分かります。
一般的に、人間(特に大人)は合理的な行動をとろうとします。 「どちらにメリットがあるか?」 「これは無駄ではないか?」
と、言って逐一分析をして結局行動しないことがあります。
でも赤井さんは違うんですね。すぐやります。
それが出来る理由は赤井さんが心から賃貸経営を【楽しんでやっている】から。
だからそこ、満室になっているし、レベルの高い大家さんになっているのがこの章で よく分かります。
第5章
赤井さんの人生(仕事)に対する考え方が非常に気持ちが良いです。
この本を通して、多くの人は赤井さんのサラリーマンとしての能力の高さに 気付かれると思います。
本業を一生懸命にやってきたことが、賃貸経営に如何なく発揮されています。
サラリーマンとしての能力の高さ、賃業業のレベルの高さの理由は 【仕事も賃貸業もお金ではなく楽しまなければ続かない】 という赤井さんの言葉に象徴されています。
